『銀河鉄道の夜』宮沢賢治
一度は味わってほしい世界観『銀河鉄道の夜』
あなたは、幼少期に記憶に残っている絵本の中で、
忘れられない絵はありますか?
『レオレオニ』や『ねずみくんのチョッキ』、『モチモチの木』などでしょうか。
それとも、『だるまちゃん』、『はれときどきぶた』、『わかったさん』ですか?
今日は、『銀河鉄道の夜』を紹介します。
この本は、1冊2050円という価格が申し訳ないくらいの
読後感が味わえます。
まずは、宮沢賢治先生。
独特の文体や表現に、今はない児童文学の才が見えます。
今後、こんな物語を書ける人が出てくるのでしょうか…。
そして、何といっても挿絵。
印象に強く残る素晴らしい挿絵は、切り絵で著名な藤城清治さん。
藤城清治さんは、
宮沢賢治先生の『風の又三郎』や『セロ弾きのゴーシュ』の挿絵も手がけています。
幼少期に見た絵は、成人しても熱く記憶に残ります。
その子が大人になったら、原画展に行ったりして…。
(昇仙峡 影絵の森美術館のブログを書きました。2018.9.25)
小学校卒業までに、一度は味わいたい世界観。
親も懐かしさゆえに楽しめますし、小学生へのプレゼントにもピッタリです。