きすけ@ブログ

好きな季節は秋。どこでもたそがれます。

『だるまちゃんとてんぐちゃん』かこさとし

 

「あっこのイラスト見たことある!」

記憶に残るやさしい絵 ー追悼ーかこさとしさん

 

 

  • 著者          かこさとし
  • 発売日       1967/2/1
  • 対象年齢    5才〜
  • 出版社       福音館書店
  • 友達思いやり本
  • プレゼント本
  • 10分で読み聞かせ本

 2018年5月、92歳で亡くなった加古里子かこさとし)さん。

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https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/07/kako-satoshi_a_23428464/より

今、話題の絵本作家ヨシタケシンスケさんも、かこ先生の絵本を見て刺激を受けたと言っています。

 

『だるまちゃんとてんぐちゃん』は、

だるまちゃんが、てんぐちゃんのうちわや帽子、はき物、

そして長〜い鼻までも欲しがるお話です。

 

それらが欲しくなるたび、だるまちゃんは家に帰って、

「てんぐちゃんのような〇〇がほしいよう」

とお父さんのだるまどんに言います。

 

私が好きなのは、このだるまどん。

強面なのに、だるまちゃんが欲しいと言ったものを

家中探して集めてくれる。笑

「今、時間がないから!」

「自分で探しなさい!」

と、忙しい現代社会で言ってしまいそうな親のセリフでは

ないのです。(反省…)

 

しまいには、長〜い鼻が欲しいと言ったのに、

だるまどんは花をたくさん用意してくれます。

(勘違いもかわいい!笑)

世のお父さんも、はりきりすぎてヘマをしたりしますよね。笑

 

そして、てんぐちゃんがやさしい!

だるまちゃんが自分のマネをして見せてくるたび、

「ずいぶんすてきな〇〇になったね!」

と褒めてくれます。

 

そういえば、

子どもって、自分のアイデアをマネされるとすごく怒りませんか。笑

ニコニコ顔で褒めてくれるてんぐちゃんは、心が広いのですね。

 

かこさとしさんの本だと、この2冊が大好きです。

 

『どろぼうがっこう』は、

読み聞かせをした子ども達がどハマり。

授業中、静かに廊下を歩かなきゃいけないときに、

子「くまさかせんせー!(大声)」

先「しーっ!なんだ!(小声)」

 

と言って、かなり遊びました。

もう演劇発表できそうなくらい(笑)

 

 

子どもを虜にする作品を作ってくれたかこさんに感謝です。

いつまでも、親から子へ語り継がれる作品であってほしいですね。