きすけ@ブログ

好きな季節は秋。どこでもたそがれます。

『こんにちは たまごにいちゃん』あきやま ただし

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「一人一人、成長の早さは違う」ってことを教えてくれる本

 

 

「たまご」なのに、にいちゃん?

どういうことでしょう。

その理由は、読めば分かります。

 

この本は、幼児〜小学校低学年までが対象になりそうです。

 

すべてひらがなで読みやすく、

国語の力から言うと、会話文がちょうどいい具合に入っています。

「うーん、うーん。」

「わーっ たすけてーっ!」

 

ついでにオノマトペも勉強できます。

・こんこんこんこん

・ばりっ!

・ごち〜ん

・ぱらぱら  など

 

1年生の子どもたちに読み聞かせをしようとしたら、

「もう読んだことあるー!」「これと似てるの家にもあるー!」

だそうです。認知度高い。笑

 

でも、改めて読み聞かせると、

「たまごにいちゃんって、最初はクチバシが出てなかったんだね。」

「足だけ出して、前をみないで走れるたまごにいちゃん、すごいな。」

と感想を発表し合って楽しそうでした。

 

全体的に黄色いページが続き、明るい気持ちで読めます。

 

ニワトリのお母さんが、いつまでもたまごから出てこられないたまごにいちゃんを

分け隔てなく、大切に育てているのにも感動します。(親目線?)

 

表紙も可愛く、何度でも手に取りたい本、友達に貸してあげたい本になりそうです。

 

たまごのまま、大きくなれるかは心配ですが(笑)、

シリーズなので気長に読んでいきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。